株価2万円割れの大暴落の本当の理由

いや~、しばらくブログを更新しない間に凄まじく下げましたね!

僕はITバブル崩壊もリーマンショックも経験していません。

したがって投資家としてはじめての下落相場を体感していることになります。

以前から書いているように、個人的にはこの大暴落でそれなりに利益を上げることに成功していますが、世の中的にはかなり大変な事になっているようです。

毎度の事ながらテレビやラジオ、新聞などでは今回の暴落の原因についてあーだこーだといい加減な理由をつけていますが、ほとんどまともな分析を見かけないので、ここで今回の暴落の最大の原因について書いておきたいと思います。

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理由を探す解説者達

以前からこのような展開を的確に予見していた某有名投資ブロガーの方や一部のアナリストの方々を除いて、多くのアナリストや評論家は今回の暴落について後づけの理由を一生懸命探しています。

テレビのニュースなどでいろいろな意見を耳にしましたが、中には「ここまで下落するような理由は見当たらない。あまりにも売られすぎ。」というような意見もありました。

また、麻生財務大臣や茂木経済再生担当大臣も会見で言ってましたが、「企業業績は悪くないし、日本経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)はしっかりしているので、心配していない。」みたいな意見も目にしました。

でも残念ながら、今回の暴落に企業業績や日本経済のファンダメンタルズはほとんど関係ありません。

これって車で例えるなら、エンジンがいかれてるのに「この車はタイヤはパンクしてないし、ライトもちゃんとつくから心配いらない!」って言ってるようなもんです。

肝心な部分以外がいかに正常でも意味無いんですよね。

また、あるニュース番組ではアナリストがアベノミクスの第3の矢である成長戦略が足りないせいだ!とか言ってるのを聞いて、思わず笑ってしまいました。

もし本気で言ってるのなら証券アナリストなんて辞めたほうがいいよ、マジで!(笑)

世界同時株安が起きてるのに国内の成長戦略なんてなんの影響力もないっすよ。

一番多かったのは米中貿易戦争や政府機関閉鎖に代表されるトランプ政権の政治的リスクというもの。

これについては、もちろん株価に影響を与えているのは間違いないと思いますが、根本的な原因ではないでしょう。

9月にダウ平均が史上最高値を更新しまくっていた頃も米中関係のリスクはありましたし、12月になって急激に状況が悪化したわけでもないので。

暴落の本当の理由

では今回の暴落の最大にして根本的な理由とは何でしょうか?

それはアメリカの金融政策です!

具体的にはアメリカの中央銀行FRBによる利上げバランスシート縮小という金融引き締め政策によるものです。

この利上げとバランスシート縮小という金融引き締め政策とはどういうものなのか、簡潔にまとめてみます。

まず利上げとは文字通り、金利を上げることです。

利上げによって金利が上昇すると、お金を借りて車や家などを買っている人達の負担が増えることになります。

これは株などの資産に投資している人達にとっても同じことです。

低金利の時には積極的にお金を借りて投資をしていた人達も金利が上がれば返済の負担が増えるので、投資を控えるようになります。

よって消費も投資も落ち込むことになり、株価の下落要因になるわけです。

またバランスシート縮小とは、ものすごく簡単に言うと、中央銀行が世の中に供給するお金の量を減らすということです。

これによって世の中全体に対するお金の供給量が減るので、当然株式市場に入ってくるお金も減ることになり、株価の下落要因になります。

現在のバランスシート縮小の様子は下図のように推移しています。

出典:https://fred.stlouisfed.org/series/WALCL

このグラフはFRBの保有資産の推移を表していますが、ここではよりわかりやすく世の中に供給している資金量の推移だと考えて下さい。

2017年の終わりごろから急速に減少しているのがわかりますね。

これだけの勢いで世の中に出回るお金の量が減らされているということです。

現在FRBはこの利上げとバランスシート縮小という金融引き締めを両方行っているので、株価が下落するのはある意味当然と言えます。

さらに12月19日に行われた金融政策を決める会合FOMCにおいて、さらなる利上げとバランスシートをこれまでどおり縮小していくことが決定されました。

これにより株価の暴落が決定的になったと言えます。

実際にFOMC後の強烈な下げを見れば一目瞭然でしょう。

今後の展望

というわけで、今回の暴落の最大の原因はアメリカの金融引き締めです。

したがって今後の展開ですが、アメリカの金融政策に変更がない限り、このまま株価の下落が続いていく可能性が高いと思われます。

あくまで僕個人の予想になりますが、仮に米中関係が改善したとしても、一時的には株価も上昇するでしょうが、基本的には今の下落基調を変えるのは難しいのではないでしょうか?

とにかく金融政策がどうなるかが今後の株価にとって最重要ポイントになりますので、FRBの動向は常にチェックしておきたいところです。

また株価だけではなく、為替や金利についても常にチェックが必要ですね。

特に金利は長短金利差が逆転する逆イールドになる可能性も高まっているので要注意です!

逆イールドについては以前の記事(イールドカーブで株価のピークを予測する!)で書いているので、興味があればぜひご覧ください。

まとめ

今回は最近の暴落のニュースであまりにもいい加減な理由付けが多かったので、一度原因についてまとめておこうと思いました。

もちろん暴落に関するニュースの中で、FRBの利上げに触れている内容のものもありましたが、文字通り触れる程度でほとんどが米中貿易戦争やその他の事がクローズアップされていたと思います。

この先の僕の投資方針ですが、今利益を出せているプットオプションの取引をこのまま継続していき、アメリカの金融政策について注視していくつもりです。

アメリカの金融政策に大幅な変更やサプライズがあった場合には、ただちに投資戦略を変更する可能性もあります。

どういう状況になっても対応できるように、しっかりと準備しておきたいですね。

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