2018年の10月から始まった下落相場は年末に向けて大きく下げ続け、12月25日の日経平均は終値で19155円まで下落しました。
しかし年が明けると一転反発します。
この記事を書いている現在21700円を超えており、12月25日から考えると13%ほど反発したことになります。
これまでブログで書いてきたように僕は10月以降の下落相場を予想し、プットオプションを買ってきたことでそれなりに利益をだすことができました。
しかし年明け以降も下落相場が続くと考え、プットを買い続けた結果、含み損が大きく膨らんでオプションの時間的価値の減少に伴い、損切りを余儀なくされ200万円以上の損失となってしまいました!(泣)
ということで、久しぶりに今現在の超個人的投資報告をしたいと思います。
大幅反発の理由
ここまでの大幅な株価反発の理由ですが、今さら言うまでもないかもしれません。
米中問題の先送りや政府機関閉鎖の解除など細かい要因もあるとは思いますが、一番はアメリカのFRBによる金融政策の方針が転換されたためです。
12月のFOMCでは追加の利上げを行い、バランスシートについても引き続き縮小していくなど、金融引き締めに対して強気な姿勢を表明していました。
ところがこの決定を受けて株式市場は暴落。
FRBのパウエル議長は態度を一変させます。
年明けすぐには追加の利上げについて慎重な見方を示すなど、引き締めの一時休止も匂わすような発言をして株価反発のきっかけをつくります。
さらに1月のFOMCでは利上げだけでなく、バランスシート縮小についてもハト派的な姿勢を示し、完全に方針を転換します。
この方針転換によって株価は大きく反発し、上昇することになります。
これまでこのブログでは10月以降の下落相場の最大の要因はFRBの金融政策にあると言い続けてきましたが、皮肉にもFRBの方針転換によって株価が上昇したことで、それが証明された形となりました。
予想以上の方針転換
いや~まさかFRBがここまではっきりと方針転換するとは予想してませんでした。
それもたかだか1ヶ月の間に・・・。
もうちょっとお茶を濁したような曖昧な表現で様子を見るかなと思っていたんですけどね。
まさかバランスシート縮小についてまで言及するとは。
まあ以前の記事でも書いたように、方針転換の可能性もあるとは考えていたので、それ自体は個人的にはそれほど問題ではなかったんです。
当然、短期的な反発は予想していましたが、ここまで長く1ヶ月以上も反発を続けるとは予想外でした。
FRBが方針転換を表明したとは言え、実際には金利もバランスシート縮小のペースも現状維持のままだからです。
要するにFRBは「何か起きればいつでも金融政策を見直す用意があるよ。」と言いつつ、実際には何も変えていないわけです。
しかし反発の流れは止まらず、結局じわじわとしたこの株価の上昇で、僕の保有する3月限のプットオプションは価値を失っていきました。
満期日までまだ間があるとは言え、あまり大きなリスクは抱えられないので、ある程度損切りすることになり、結果200万円ほど損失を確定することになりました。(泣)
僕のような素人個人投資家にとってはまあまあなダメージですよ。
で、今現在の保有状況が下の図の感じです。
損切り200万円した上に現在の含み損が90万以上あるにもかかわらず、懲りずにプットを保有してるんかい!ってツッコミが聞こえてきそうですね。
でも結局のところ、僕の投資方針自体は大きな変化はないんですよね。
これまでどおり下落相場に備えてプットを保有するのは以下の理由からです。
・FRBが金融政策の変更の可能性を見せているが、現状では何も変わらず引き締めを継続している。
・各経済指標を見る限り、アメリカ経済の成長鈍化が目立つ。
・前回のFOMC以降、長期金利が下がりきらず、またじわじわと上昇している。
・政府機関閉鎖や米中貿易摩擦が一応の進展を見せて、目先の材料が乏しくなった。
これらの理由からプットの保有を続け、株価の下落を待ちたいと思います。
まとめ
今回は損失をだしたことの報告だったので書いていて正直しんどかったです。(笑)
ただ書いていくことで失敗を分析できて、今の現状を改めて確認することが出来たので良かったと思います。
基本的には下落相場は終わってないと考えているので、引き続き現在のスタンスで投資をしていくつもりです。
損失を取り返せるといいなぁ・・・。
あ、毎度のことですが、これはあくまで僕の個人的な投資報告と予測ですので、投資の判断は自己責任でお願いしますね!