9月の後半から爆上げを続けた日経平均株価はついに2万4000円を突破しました!
10月に入ってもその勢いは衰えず、1日の終値は2万4245円というバブル崩壊以来、約27年ぶりの高値を更新しました。
しかもその後も2万4000円台をキープしており、1月の高値の時とは訳が違うぞと言わんばかりですね(笑)。
さらにアメリカのダウ平均がまたも史上最高値を更新しています。
いや、まじで暴騰と言ってもいいくらいですね。
すごい!
この記事を書いている現在は、3営業日連続の下げだったので、多少株価も落ち着いた感はありますが、それでも2万3000円台後半を維持しています。
各イベントも問題なく
株価上昇の理由はよくわかりませんが、各イベントが問題なく通過した事は主な要因かもしれません。
FOMCは追加の利上げを決定しましたが、これは大方の予想通りでマーケットは織り込み済み。
米中貿易戦争は基本的に何も解決してませんが、制裁関税の発動も想定の範囲内だったようで、これまた目立った混乱はいまのところありません。
NAFTA再交渉についても、なんだかんだでカナダの譲歩を引き出し、メキシコも含めた3カ国の合意が成立しました。
国内では総裁選で安倍総理が3選。
また、日米首脳会談も波風を立てずに無難に乗り切っています。
これらのイベントが大きな問題もなく過ぎ去ったこと、さらに各経済指標も良いとは言えませんが、予想外に悪いということもなかったこと、こうした要因で株価も安心して上昇したのではないかと考えられます。
暴騰の一方で
一方で株価の上昇に伴い、リスクも確実に膨らんできている気配。
まずは昨年11月以来のドル高。一時1ドル114円台半ばまで上昇しました。
さらに長期金利はなんと3.2%を突破!
実に2011年以来約7年ぶりの高水準に達しました。
これだけドルが強く、金利が上昇すれば新興国にとってまたもや深刻な問題となりそう。
具体的にはドル建ての債務の問題と資金流出の問題です。
言うまでもなく、ドル高・金利高によって新興国のドル建て債務の負担は増大します。
さらにこれまで新興国に流れ込んでいた資金も高い金利を求めてアメリカへと引き上げられていくでしょう。
そうなれば、再び新興国の通貨や株が下落する可能性があります。
そして新興国での金融不安が大きくなれば、日本やアメリカの市場にも大きな影響を与えると考えられるわけです。
さらにもう1つ。
10月からバランスシートの縮小ペースが加速します。
これはもともと決まっていた事で、あまり取り上げられていない地味なニュースですが、かなり重要な事だと個人的には考えています。
FRBの資産縮小のスピードが上がるということは、これまで以上に市場への資金供給が減っていくことを意味するので、新興国からのさらなる資金流出に繋がります。
引き続きプット買い
そんな中、僕は相変わらずマイペースにプットオプションを買い増しています。
日経平均が2万4000円を突破したことで、プットオプションがさらにお買い得になっていると判断したからです。
前回の記事でFOMC前後に株の値動きが激しくなる可能性も考慮して資金を残しておく、みたいな事を書きました。
結果的にはこの判断が功を奏したようですね!良かった~。
現在の僕が保有するプットオプションは以下のとおりです。
相変わらず見づらくてごめんなさい。
数日前までは含み損が15万円くらいまで拡大してたんですが、この3日間の日経平均の連続した下落によって、含み損は5000円まで縮小しています。
ただ10月のプットは来週末に満期日になるので、このまま損失になりそうですね。
まとめ
いや~前回に引き続き凄まじい株価の上昇でした。
9月の値上がりは本当にすごかったですね!
この2、3日下落が続いていますが、これが本格的な下げに繋がっていくのか、それともちょっとした調整で終わり再び上昇を始めるのか、短期的な値動きはどうなるのか全くわかりません(笑)。
前回も言いましたが、2万5000円突破するのも普通にあると思うんで。
ただそうなったら、またがっつり買うだけなんですけどね。
短期の動きはわかりませんが、中期的には大きく下落するという予想はまったく変わっていないので、これからも株価が上昇したらプットを買い増して、その時が来るのを待とうと思います。
もちろんこれは僕の個人的な予想に過ぎないし、僕の予想ははずれることで有名です(笑)。
あくまでも投資は自己責任でお願いしますね。