FRBまさかの利下げでゼロ金利へ!株価は大暴落も残された手段を使い果たす

FRBによるまさかの大幅な利下げによって、3月16日のダウ平均株価は-2997ドルの大暴落を記録しました。

これはリーマンショックと同じか、もしくはそれ以上の金融危機が引き起こされる可能性が高いです。

FRBのこうした動きに日銀も連動し、年間6兆円だったETFの買い入れを倍の12兆円とする事を決定。

しかし市場の反応は鈍く、結局は終値で400円以上の下落。

この記事を書いている現在では、ある程度値を戻しひとまず大暴落は落ち着いていますが、値動きはかなり荒いです。

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緩和と暴落

まず暴落までの流れを振り返ってみます。

3月中旬のFOMCでの利下げを織り込み、株価が回復しつつあった中で突如3月3日に緊急の利下げを決定。

しかも通常は0.25ポイントずつ段階的に引き下げるところを、この時は一度に0.5ポイントの引き下げ。

これに対して市場は期待した反応を示さなかったばかりか、大きく下落。そのまま激しい下落が続きましたが、週末の3月13日になると大きく反発し、9%以上値を戻します。

かなりの上昇だったため、週明けには日本市場も上昇するかと思われましたが、月曜日の早朝にFRBがまたもや緊急の利下げ!

しかも今度は一気に1ポイントの引き下げ!!

残されていた利下げの余地をほぼ全て使い果たしてしまいました。

それに追随するかのように同日、日銀も緊急会合を開き、ETFの買い入れ額の上限を倍にすることを決定します。

しかしこれに対して日本市場は下落で反応。

さらにアメリカ市場が開くと、大暴落が始まり、-12%という歴史的な下げ幅を記録しました。

中央銀行が緩和措置をとればとるほど株価が暴落するという皮肉な結果に・・・。
中央銀行が市場から完全に見限られたと考えていいかもしれません。

世紀の大失敗

まず結論から言うと今回の一連のFRBの利下げは、世紀の大失敗と言えるでしょう。

虎の子の利下げ余地を、この短期間になぜ使い切ってしまったのか?

確かに世界的に株価は大きく下落を続けていましたが根本的な問題はコロナウイルスであり、感染拡大が落ち着いてくれば株価が戻る可能性が高く、もう少し冷静に推移を見守るべきでした。

特に2度目の利下げを決定する前の段階では株価も大きく反発していたので、なぜそこで動いたのか理解できませんし、個人的には最悪のタイミングだったと思います。

狼狽して何かやらなきゃと焦ったのか、大統領からのプレッシャーが強烈だったのか、わかりませんが歴史に残る大失敗ですね。

日銀に関してはもはや何も言うことはありませんが、1日のETF買い取り額を1000億円にしたところで、時価総額600兆円の日本の株式市場をどれだけ支えられるのでしょうか?

株価の行方は?

とにかくこれで、日銀だけでなくFRBも政策手段をほぼ使い切ってしまいました。

例えるなら、これからさらなる敵が襲ってくるかもしれない時に、残りの銃弾を全て壁に向けて撃ってしまったようなものです。
丸腰の状態でどう戦うのでしょうか?

個人的にはコロナウイルスの感染拡大が落ち着いたら、一旦株価は大きく反発すると見ていますが、その後は景気後退のこともあり、不安定な状態が続くかもしれません。

中央銀行にもう手がない以上、時折反発は見せたりしても、やはりこのままでは中・長期的にズルズルと下落トレンドに入っていくのではないかと考えています。

ただ唯一変わる可能性があるとすれば、今までこのブログで何度も言ってきたとおり、政府による財政出動でしょう。

減税と大規模な公共事業を行うことで、消費が活発になり企業収益も改善されて景気が上向く可能性が高いです。

ポイントはいかに迅速に大規模な資金を投入できるかということになります。

さっそくアメリカはいち早く100兆円規模の財政出動をする方針を明らかにしました。
まだ正式決定はしていないので、内訳は詳しくわかりませんが国民への現金給付や企業への救済措置が盛り込まれているようです。

いや~、アメリカさんはさすがですね。
このように、素早く巨額の資金を投入するという断固たる姿勢を示すことで、実体経済に対しても金融市場に対しても強烈なメッセージになるわけです。

平成バブル崩壊後の日本のように、少額の資金をチマチマと長期間に渡って投入し続けるというのが最も効果が薄く、最悪の愚策となります。

要するに一気にドーンとやれってことです(笑)。

日本も大規模な財政出動をぜひとも実行してほしいところです。

まとめ

これまでこのブログでは、日銀にはもう利下げなどの緩和手段がほとんど無いが、アメリカのFRBにはまだ残されていると指摘してきましたが、ついにFRBも残りの手段を使い切ってしまいました。

これから先はとにかくコロナウイルスの感染拡大がいつ沈静化するかですね。

沈静化すればとりあえずは大きく反発するとは思いますが、その後の展開は不透明なので警戒が必要かと思います。

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