投資初心者におすすめ?株の中長期投資の基本

【2017/11/10:追記】一部内容を追記・修正しました

株を始めたばかりの方やこれから始めようと思っている方で、どのような手法で投資をしていけばいいかわからない方もいるかと思います。

そんな方のために、今回は僕が行っている中長期投資を紹介したいと思いますので良かったら参考にしてみて下さい。

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中長期投資とは

売買する期間によって投資スタイルを分類する場合、一般的には短期投資、中期投資、長期投資の3つに分類できます。

ただ投資期間による分類には明確な定義はないので、あくまで一般論と考えて下さい。

短期投資とは数日から数週間、早い時は1日の間に1回~複数回の売買を行う投資スタイルです。

この投資スタイルは取引時間中にチャートの前に張り付いて細かい値動きをチェックしながら売買を繰り返します。ですので、昼間に仕事をしている人には向きません。

短期間に頻繁に取引をするので、少しでも利益がでれば躊躇せずにバンバン売ります。1回の取引では小さい利益でも、数を重ねるので短期間に大きな利益を生む可能性があります。

ただ逆に、損きりと言って少しでも損失がでた場合、こちらも躊躇せずにバンバン売ります。これは損失がそれ以上膨らむ前に売るというリスク回避のためなんですが、小さい損失も数を重ねると短期間に大きな損失になる可能性があります。
また、取引回数が多いということはそれだけ売買手数料の支払いも多くなりますので、コストがかかるということになります。

中期投資とは、短期投資と比べて株を保有する期間が長く、数ヶ月~2年くらいのスパンで売買します。

こちらはチャートに張り付く必要はなく、ある程度の期間に値上がりを待って売買するので、たとえ買った直後に値下がりしたとしても数ヵ月後に値上がりすればその時に売ればいいわけです。
この投資スタイルであれば、細かい値動きを気にする必要がないので昼間に他の仕事をする人にも向いています。

ただ、数ヵ月後に必ず値上がりするとは限らないですし、下がり続ける可能性もあります。
短期投資では小さい損失で済んだ場合でも、中期投資では保有し続けるため、損失が膨らんでいく可能性があるのです。
特に政治的・経済的リスクなどで一定の期間、相場全体が下落するような局面では損失が拡大していきます。この時あくまで値上がりするのを待ってさらに長期間保有し続けるのか、それとも大きくなってしまった損失を受け入れてある時点で売却するのか、難しい決断を迫られることになります。

長期投資とは基本的には上記の中期投資とほとんど同じで、期間がより長く3~10年、場合によってはそれ以上保有し続ける投資スタイルです。

投資のやり方については中期投資とほぼ同じなので、メリット・デメリットも同じです。ただ中期投資よりもさらに期間が長い分じっくりと値上がりを待つことになりますが、それはある意味、強靭なメンタルが必要とされます。

自分の保有している株がまったく値上がりしない時に、他にチェックしていた株がガンガン値上がりしていたら「乗り換えようかな?」というような気の迷いと葛藤しなければいけません。

また自分の株が値下がりを続けていると不安心理から根拠もなく売却したくなる気持ちとも戦わなくてはなりません(もちろん、自分の中で明確な理由があるなら売却すべきです)。

また期間が長くなればそれだけ思いもしなかった事態が起こることが多いです。金融危機、紛争、災害など5年も経てば世界の情勢も激変するのは珍しいことではありません。5年前にイギリスがEUを離脱したり、東芝が経営危機になるなど予想していた人は少ないのではないでしょうか?
したがって買った当初は有望な株だと判断しても5年後には経営が傾いて、暴落している可能性もあります。そしてこれが最大のデメリットだと思うのは5~10年などの長期に渡って保有した結果、値下がりして損失をだしてしまった場合、それまでに費やしてきた時間も無駄になってしまうということです。

中長期投資をおすすめな理由

以上、それぞれの投資スタイルのメリット・デメリットをみてきました。

結局のところどの投資スタイルが正しくてどの投資スタイルが間違っているとかではなく、自分に合ったスタイルで投資をすることが大事だと思います。完璧な投資スタイルなんてありませんし、あるなら教えてもらいたいです(笑)。

僕も短期投資的なトレードをやってみた時期がありましたが、どうもうまくいかずに損失ばかり膨らんでいきました。

そこでいろいろと試行錯誤して中長期投資的な自分なりの投資スタイルに落ち着きました。

そんな僕が中長期投資をおすすめする理由は、まず第一に普通に仕事をしている人でもやりやすいからです。先述したとおり、短期投資だと仕事中も値動きが気になって何度もスマホやPCをチェックしたりするので、仕事にも支障がでます。

第二に比較的、利益を出しやすいです。ある程度の期間保有するので、よほど悪いタイミングで買ったり、ひどい銘柄でなければどこかで上昇する可能性が高いです。そこでしっかりと売れば確実に利益を積み上げていくことができます。

もちろん下がり続ける可能性もありますが、1つの銘柄にこだわらず複数の銘柄に分散投資しておけば、リスクを軽減できるので初心者の方でも短期投資よりは利益を得やすいと思います。

中長期投資の方法

具体的な中長期投資の方法ですが、これはあくまで僕個人が行っている中長期投資のやり方です。したがって、人によっては合わないやり方かもしれませんので参考にしながら自分なりの投資スタイルを作ってもらえればと思います。

まず、僕の投資スタイルの大前提として資金管理が最も重要であると考えています。

資金管理の重要性について詳しくは別記事(株式投資で1番重要な資金管理の方法 )で解説していますので、ぜひご覧ください。

大まかに言うと、投資に使う資金をそれぞれの資産(株や債権など)にどのくらいの割合で配分するかを決めて運用するというやり方です。

例えば、最もシンプルな場合だと株50%、現金50%というように配分します。

そして株などの値動きによってその比率が変動したら、それに応じて売買をすることで保有比率をある程度一定に保っていきます。

資産の割合を自分なりに決めておくことでリスクがかなり抑えられて、高くなったら売り、安くなったら買うということが確実にできるので、投資の成績が安定します。

と言うか、株式投資で利益をあげたいなら資金管理は必須だと思います。

したがってまずは自分の資金の中で何%くらいを株の購入に使うのかを決めます。その上でどの株を買うのか、個別の銘柄の分析に入っていきます。

では僕なりの中長期投資のポイントを挙げます。

  • 買う前にその企業の業績などをしっかり分析する。
  • なるべく割安の時に買う。
  • 多少の値動きに惑わされず保有する。
  • 売るタイミングを考える。

この中で特に大事なのは、銘柄の分析です。その企業がこの先成長していけるのか、財務は健全で倒産の心配はないのか、分析して判断しなければなりません。

僕が重視しているのは、以前の記事でも書きましたがここ数年の売り上げと利益の推移です。ここ数年の売り上げと利益が伸びていれば、少なくともあと2、3年は伸び続ける可能性が高いと判断できるわけです。

また安全性も重要です。安全性に関する指標についてはそれだけで記事1つ書けてしまうので、ここではとりあえず自己資本比率を抑えておきたいです。これなら会社四季報を見れば簡単に調べられます。
ちなみに僕は基本的に自己資本比率が40%以上の銘柄を買うことにしています。

財務の安全性が高ければ、世界経済の変化などの外部要因に対しても経営が傾く可能性が低くなりますし、株価は下がっても継続して配当を受け取れる可能性が高いです。

※安全性に関する記事1つ書いちゃいました!
企業の安全性に関する指標を確認して不況に強い株を探す!

次に割安の時に買うということですが、僕はこれが正直苦手です(笑)。なかなか良いタイミングで買えないんですよね。
一応目安としてはPERが12倍以下で買うようにはしています。またチャートも参考程度に見て、直近の値動きの中で割安だと判断したら買います。

ただPERも業種によって高かったり低かったりするので、12倍以下だから一概に安いとは言えなかったりします。そして買った後に値下がりするのは投資あるあるです(笑)。

3番目と4番目のポイントについては関連しています。まず買った後には多少の値動きに一喜一憂せず、保有することが基本です。
しかし、ただ単に保有していればいいというものではなくどのようなタイミングで売却するかは考えておかなければなりません。自分の中でしっかりとルールを決めておかないと、ちょっとした値動きの度に迷いが生じることになります。

僕が売却する時の条件は3つあります。これは本当に僕個人のルールになりますので参考程度にして下さい。

1つ目は先ほど資金管理の話で説明をしたとおり、自分で決めた株の保有比率を上回って値上がりした場合です。

ちょっとした値上がりでいちいち売るのではなく、保有比率を10%ほど上回った場合に一部を売るようにしています。

2つ目は経営状態が悪化した時や明らかに成長が見込めなくなった時です。

これは決算発表などで納得できる理由もなく売り上げや利益が大きく減少したり、負債が大きくなっていた場合は、たとえ損失がでたとしても躊躇なく売ります。

3つ目は自分で決めた株の保有比率を上回っていなくても、明らかに割高と判断した銘柄は売却します。

どういう事かと言うと、持ち株の中で1つの銘柄が突出して値上がりしていて他の銘柄が値下がりしている場合などは保有比率自体は変わらない時があります。この時、値上がりしている銘柄が割高だと判断したら一部を売却します。

何をもって割高だと判断するかですが、これが本当に難しい・・・。

一応基準は、PER、PBR、配当利回りなどを総合的に判断しています。

でも売った後に値上がりすることはしょっちゅうです(笑)。

このようなやり方で僕なりの中長期投資を実践しています。

まとめ

以上、中長期投資について書いてきましたが、予想以上に長くなってしまった(笑)。

今回の記事で僕が伝えたかったのは中長期投資は短期投資よりは利益をだしやすく、初心者や仕事を持っている人にも向いている投資スタイルだと思いますが、ただ単に銘柄を分析して保有しているだけでは安定して利益を出すことは難しいということです。

アベノミクス以降の上昇相場ではそれでも良かったと思いますが、リーマンショックを経験した人達のブログなどを読むと相場の厳しい現実が認識できます。

だからこそしっかりと資金管理をして自分で決めた保有比率を守り、リスクを軽減させ中長期で安定した利益をだせる体制を作っていきたいですね。

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