株をやってみたいけど何をしたらいいかわからない。
詳しく丁寧な説明をされてもその意味がよくわからない。
興味はあるけどハードル高そう。
そんな方のために株式投資の大まかな全体像や投資の流れをざっくりと解説したいと思います。
物事を始めるうえで、大まかに全体像をつかむって大事だと思うんです。全体像が見えない状態でやたら細かくて詳しい情報が入ってきたら嫌になりません?僕は嫌になります(笑)
ですので、ここではあえてポイントを絞ってなるべく簡単な言葉で大ざっぱに説明したいと思います。
まず今回は株の基本についてです。
株とは
企業が今より利益を増やすために新しい工場を建てたり、新しい社員を雇ったりするためには当然お金が必要ですよね?
その必要なお金を調達する方法の1つが株を発行するということなんです。
企業は株を発行して買ってくれる人を探します。そしてその企業の将来性を見込んだ人が株を買う。すると企業はそのお金で新しい工場を建設したり、社員を雇ったりして事業を拡大できます。
一方で株を買った人(株主)はその企業の利益の一部を配当金として受け取ることができます。
そしてその企業が順調に業績を伸ばしていき、人気が出ればその株の値段(株価)が上がります。もしその時に売却すれば利益を得ることができます。
株のリスク
株にはリスクがあります。
銀行に貯金すればそのお金は基本的に保証されますが、株は違います。何かの理由で株の値段が買った時よりも下がれば、当然損をします。
値下がりの理由は様々です。業績が悪くなったり、欠陥品を販売していたり、食品衛生上の問題が発生したり。特に理由が不明の時もあります。
また業績が悪くなって最悪の場合倒産することも可能性としてはあります。
この場合、大ざっぱに言うと「紙くず」と同然になります。
ただ、1つの銘柄だけをたくさん買うのではなく、いくつかの銘柄をちょっとづつ買うことによってリスクを分散させることができます。
倒産に関しても、買う前に前期までの利益や借金の量くらいは確認しておけば少なくとも倒産しそうな銘柄を買うことは回避できるでしょう。
このように確かにリスクはありますが自分しだいでかなりリスクを下げることが可能です。結局は投資は自己責任ということになりますので。
ちなみに現在(2016年12月)の銀行の普通預金金利は0.001%です。100万円預けて1年間で10円しか増えません。ATMで1回でも手数料払ったらマイナスですね。
大きく減りはしないけど、ほぼ間違いなく増えないお金…。
僕にはこれがリスクにしか思えません。
必要な資金はいくらぐらい?
個人差によりますが、正直なところ多いほうが良いです。
最初に始める額が少ないほうが一見安全そうに思えますが、最初にまとまった資金で複数の銘柄を買うほうがリスクを分散させることができます。片方は下がったけどもう片方は上がったのでトータルでプラスみたいなことはよくあるので。
もちろん少ない資金で1銘柄だけを最小単位で買えば損失額は少ないですが、それに見合うリターンもとても少ないです。結局はリスクとリターンを自分なりに判断するしかないんですが。
とはいえ、これから始めるのにいきなり多額の資金を投資するのは怖いですよね?
あくまで僕の個人的な目安ですが、初心者の方であれば50万くらいでスタートしたいところです。最低でも20~30万くらいはないとまともな結果はでないと思います。
ただこれだけは絶対に言っておきたいんですが、生活費を削ってやるのはやめましょう!
生活費以外の銀行に眠ってるだけのお金などの余裕資金でやりましょう。
生活費に手を出すと仮に株で大失敗したら人生を棒に振りかねません。
どうやったら買える?
株を買ったり売ったりするには証券会社に口座を開設しなければいけません。
まずどの証券会社に口座を開くか、自分で比較検討します。もちろん、それぞれの証券会社で特色がありますので、ネット上の様々な情報を調べて自分にあった証券会社を選びたいところです。
とは言っても、最初のうちはどの証券会社が自分に合ってるかなど分からないと思いますので大手の証券会社にしておくことをおすすめします。
証券会社が決まったら、必要書類などを送ったり記入したりして口座を開設します。口座開設が完了したら、そこにお金を入金して買う銘柄を選び実際に売買をスタートします。
口座開設の細かい手続きは各証券会社によって違うと思いますが、大体の流れはこんな感じです。
まとめ
いかがでしたか?
我ながら書いていて本当にざっくりした解説だなと思いました(笑)
ところどころ、僕の個人的な意見も入れちゃいました。
でも、詳しくて丁寧な解説なら他にいくらでも良い解説サイトがあると思います。
僕はこの記事で、例えば友達から「お前、株やってるらしいけど株ってどんなもんなの?」っていうぼんやりした質問に答えるつもりで書きました。
だからこの記事を読んで「株ってこんな感じなんだ」って大まかな全体像がわかってもらえたら嬉しいです。